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昨年の発表以来、話題になった本ですし有名な著者ですので既にお読みになった方も多いかもしれません。ここにきて書店で勧められ、自分も遅ればせながら読みました。
書店でも平積み、気にはなっていたのですが、自然化学、物理学などに疎い自分、ちょっとどうかな、と思っていました。なんの。疎いからこそ面白い部分もあるかもしれません。(もしかすると強い方は退屈だったりするかもしれません)
朝永振一郎、牧野富太郎、中谷宇吉郎、湯川秀樹といった名だたる方々の著作の「読書案内」。
白を基調としたマンガです。そこで語られていることの難解さと素朴さに、夢中になる、というか、目の回るような日々を一時離れ、静かな気持ちになりました。
というオススメです。
本の後半で、湯川秀樹の「詩と科学」の一部が紹介されます。
そこに書かれているのは詩と科学は似ている、ということで、同じところを出発点にして同じところに向かっているのかもしれない、というようなことですが、ああ、これはアレの話だな、と思い出しました。
ソースコードって詩みたいですね。
なんのことだかわかりませんが、よく思います。

『ドミトリーともきんす』高野文子(税抜\1,200-)